ウクライナ政府は12日、ロシア軍が同国南部の都市メリトポリの市長を拉致したとする映像を公開した。
公開された映像は、メリトポリに設置された監視カメラが11日に捉えたもの。
メリトポリのイワン・フェドロフ市長が、軍服を着た集団に捉えられ、連れ去られるような様子が写っている。
ロシアがウクライナに侵攻して以降、要人が拘束されたのは初めて。
ウクライナ政府によると、フェドロフ氏が連行を拒否すると、10人の占領者のグループが彼を誘拐したという。
移動中、フェドロフ氏の頭にはポリ袋が被せられていたという。
一方、ロシアの支援を受けているルガンスク人民共和国の地方検察は、フェドロフ氏がテロ犯罪を遂行したと主張。
取り調べを行っているという。
ルガンスク人民共和国は、ウクライナ東部のルハーンシク州に位置し、親ロシア武装勢力が実行支配している地域。面積は推定8,352㎢、人口は140万人強。
ルガンスク人民共和国を国家承認しているのは、連合国(国連)加盟国ではロシアのみ。
ロシア勢力により連行されたメリトポリのイワン・フェドロフ市長
ウクライナ政府は、メリトポリのイワン・フェドロフ市長がロシア軍に拉致されたと主張。
「戦時に民間人を人質に取ることを禁じたジュネーブ条約などで、戦争犯罪に分類されるものだ」とロシアを非難する声明を出した。
その上で、国際社会に対し「ロシアによる野蛮な戦争を終わらせるよう圧力を強めること」を求めた。
日本には「自衛隊も日米安保も不用、話し合いで解決できる」と主張していたメンバーがいる。
彼らは今も同じ考えなのだろうか?
ロシアに加え、支那や北朝鮮も日本の隣国である。これは恐ろしい現実だ...と筆者は思う。